平野紫耀くん、一言言わせてくれ


まぁ一言でなんて到底言い切れないんだけど。


私が平野紫耀くんを知ったとき。彼はまだ中学三年生で、事務所に入って1年未満。


第一印象は、なんだこの子。めちゃ可愛いな。


紫耀くんと大体同年代にして、6年前のその頃の私はジャニヲタ歴6年程度。


たくさんのジャニーズを見てきたが、彼はその頃から何か圧倒的だった。



関西jr.のはずなのになんかグイグイ来ない。周りの子はもっとアピールとか激しいのに、紫耀くんはいつもニコニコしながらいつも一歩後ろにいる。


でもなんか、気になる。前にいる子の方が目立つはずなのに、一歩後ろにいてもなぜか目に入る。


いつからかわからないが、私は平野紫耀に堕ちていた。


東京に住んでいたが紫耀くんの現場に足繁く通うようになった。関西まで何回も何回も行った。


ジャニーズJr.って、多分みんなが思ってるより距離が近い。


例えば列とか(出待ちみたいなもの)で案外簡単に近くでお目にかかったり、たまに話せてしまったり。

毎回毎回前列のチケットを買い、名前うちわを持てば顔認知なんてすぐだ。(jr.にもよるんだろうけど)


そのなんとも言えない距離感も好きだった。


紫耀くんは当時kinkanという関西の3人組ユニットに所属していた。

そのユニット内で先輩である金内くん向井くん(通称かねこじ)に可愛がられる紫耀くんも実に愛おしかった。


紫耀くんって、愛され力がすごくあるのだ。



関西jr.なのに関西っぽくない紫耀くんが好きだった。



いつからか、紫耀くんがすこしずつ東京に活躍の場を移していった。



紫耀くんが関西からいなくなったこと。kinkanじゃなくなったこと。

…ぶっちゃけ、驚かなかった。


勿論kinkanが大好きだった。同じ関西の3人組で、永瀬廉くんも所属していたなにわ皇子とまとめてなにきん とか呼ばれて。


ジャニーズWESTがデビューする時、当時なにきんの6人がメインだった番組内で次はなにきんの番、て感じをプンプン醸し出してたのに。


紫耀くんがいる関西jr.がすごく大好きだったのに。



それでも、驚かなかったのだ。

いつかはそうなるだろうなーって実感してたから。

だから、あぁ。もう関西の紫耀くんは見れないんだって寂しさも、見て見ぬ振りをした。



jr.に絶対なんてない。長年グループを組んだところでそのグループがデビューするとは限らないし、そのメンバーでデビューするとも限らない。

自担がいつまでもいるはずなんてないし、明日にはいきなり舞台から消えてしまうかもしれない。


そんな中、理由はどうあれ紫耀くんは東京に来た。


紫耀くんはもう高校生。関西に残りたかったら親はどうあれ自分だけで関西に残ることもできただろう。

それでも東京を選んだのは、きっと紫耀くんは自分でわかってたんだと思う。東京の方がチャンスはたくさんあって、自分が成功する可能性も高い。


そんな紫耀くんに、黙ってついていくしかないじゃないか。



紫耀くんは、kinkanでセンターだった。関西jrでの人気はWESTは置いといたらしょうれんは抜きん出てたと思う。


東京に来ても、紫耀くんはどんどん進んでいった。


紫耀くん、廉くん、海人くん、嶺亜くんの4人のクリエ。


いつからか嶺亜くんがいなくなった。今のkingの3人の形がだんだんと出来上がってきた。



東京にきても、紫耀くんと廉くんの存在感はすごかった。やはり顔面がいいし、オーラもある。



紫耀くんって、良いところは挙げきれないくらいあるけど、私が1番紫耀くんの好きなところはステージに立った時の、圧倒的なオーラ。


どこにいても輝きが隠しきれてない。圧倒的なオーラ。


翌年、クリエ公演の中で6人が集められた。

今のking&prince。


このクリエA公演にも勿論すべて入った。


うーん。なんだろう。その時は、どう思ってたのか、あまり思い出せないけど。

jr.のエース級をひたすら集めたんだなぁ。って思ってた。


まさかこれがデビューするなんて当時は思ってなかったな。


テレ朝夏祭りとのタイアップで、彼らはmr.king vs mr.princeという名前が付けられた。


紫耀くんに、またグループという居場所ができた。期間限定と言われていたけど。


紫耀くんは、東京に来てもいい意味で変わってなかった。


紫耀くんのステージをほぼ全部見てきたからこそわかる。コンサートでのファンサとか。昔からのファンに対する、固定ファンサとかも。固定もらうたびに、安心した。まだ近くにいてくれてるんだなって。


でも、確実に、遠ざかってくような気もしてた。


その後のことは、詳しく話しても長くなるし飛ばそうと思う。


昨年の1月、キンプリはデビューした。


まぁこの間にもkingとprinceは分割されたりたまにくっついたり色々あったのだけど。


紫耀くんは映画が二本決まったり。連ドラも決まったり。


正直、そこには驚いた。


当時のjrを見てた人ならわかると思うけど、私の中でこの6人のセンター、とパッと浮かぶのは岩橋くんと廉くんかな、って思ってた。


岩橋くんはjr.版総選挙こと恋人にしたいjr.ランキングで前人未到の5連覇を成し遂げたいわば関東のトップだし


廉くんは人気で言ったらjr時代の6人の中じゃ1番だったと思う。コンサートでのうちわの数とか、圧倒的に人気に感じてた。



そんな中で、デビューでメディアに押されたのは紫耀くんだった。


すっごく複雑な気持ちだった。


花晴れでたくさんのファンが増えた。バラエティー番組に出てそのキャラクターでまたたくさんの人を虜にした。


キンプリといえば平野紫耀。世間的にはそんなイメージがついた。


そんな中で、アンチも増えてるのは感じた。ニセ天然とか、キャラ作ってんじゃねーよ、とか。


今までの紫耀くんのこと、何も知らない人が紫耀くんに暴言罵倒を浴びせていた。



正直見るたびにふざけるな、って気持ちだった。


ずっとずっと大切にしてきた。平野紫耀っていうアイドル。


雑誌の投票企画は平野紫耀が少しでも上位にあがるように、特に恋人にしたいの投票は3桁の単位で雑誌を買った。


情報局でも、ジャニーズ側に紫耀くんの人気を知らせたくて、名義はすべて紫耀くんの名前で増やした。


コンサートや舞台での個人グッズは、最終日には完売させたくて何十個、何百個って単位で買った。


jr.は数字が大事だと思ったから。事務所にも、関係者にも、そして紫耀くん本人にも。


紫耀くんは数字を出せるアイドルなんだってことをわかってほしくて。だからずっとジャニーズにいてね、って思って。



勿論いつかはデビューしてほしいって思ってた。


でも、思い描いてたデビュー像とはあまりにもかけ離れていた。


キンプリのデビューは大成功だったと思う。シンデレラガールは新人歴代2位につける順位だったし。


だけど。

なんでこんなに暴言罵倒を浴びせられなきゃいけないんだろう、って思った。


デビューというのはたくさんのファンと共にアンチが増えるってこと、jr.担の私には理解しきれてなかったんだと思う。


紫耀くんの発言が1つ1つ揚げ足を取られ、晒され、批判される。


なんか本当に、悔しかったんだ。


私は紫耀くんのいいとこなら余裕で3桁は言える。そのくらいたくさん見てきたし、知ってる。


こんなふうに、何も知らない人から傷つけられるくらいなら。だったらjr.でいてくれればよかった。だったら、花晴れだってセンターだってメディアに出るのだって、紫耀くん以外の誰かがやってくれればよかった。


そしたら、そしたら、って


たくさん考えた。


それと同時に、嫌になった。


活躍が喜べなくなった。



日に日にやつれてく紫耀くんが、違う人に見えたりもして。


学校でもジャニヲタ以外知らなかった紫耀くんが、親戚のおばさんおじさんとか年齢の離れた人まで知れ渡るようになって。


あとは、チケットの倍率も比じゃないくらい上がって。


うちわの数も、廉くんよりも多くて。



平野紫耀が圧倒的、って状況についていけなかった。


勿論紫耀くんってすごい人なのだ。

ダンスはjr時代から特別うまかったし、歌声はハスキーだし、まぁ声もハスキーだし、顔だってかっこいいし、笑顔超可愛いし、ステージに立つとオーラは圧倒的だし、アクロバットもフライングもできるし、その場のハプニングもうまく対応できるし、優しいし、意外と記憶力いいし、周りのことすごく見えてて考えてるし。


だから、別に紫耀くんが人気なことは不思議じゃない。でも、、、


キンプリって本当にすごい6人なんだよ。jr時代からだてに人気だったわけじゃない。個々にすんごい魅力があるの。


花晴れが廉くんだったら。岩橋くんだったら。

メディアで天然と笑われるのが岸くんだったら。


今の紫耀くんの位置は、違ってたと思う。


まぁこんなこと言っても、全部過ぎたことで。これからもきっと紫耀くんはking&princeのセンターなんだと思う。




紫耀くん、負けないで。


今はしんどくて疲れて、やめたいなんて思う日もあるのかもしれない。


でも、紫耀くんってアイドルが天職だと思う。


昔から愛され力がすごくある紫耀くん。売れてもいい意味で変わってないところ、たくさん知ってる。



平野紫耀というアイドルに出会えて、私は幸せでした。



私は平野担を降りることになったけど、これは担降りブログじゃないからその理由は書かないけど。



紫耀くんのその笑顔が、どうかいつまでも続きますように。


6人の個々の魅力が、どんどん広まっていきますように。



そしていつか、6人が国民的アイドルになれますように。




今までありがとう。